2010.0619 土

二日目:「true」鑑賞

川口隆夫、朝になっても帰らず。予想範囲内なのでほっとくとして、きょうはみちみち予定が詰まっています。ホテルの朝食はパスして「true」チームと陸羽茶室で飲茶、そしてピーク登頂という観光にご一緒させていただくことに。が・・・。9時にロビー集合、出演者2名を除く全スタッフと現地のスタッフ2名の総勢9名。尖沙咀駅で地下鉄の切符を買い改札を抜けたとたん藤本さんが「うわっ」と声にならない大声を出しているので振り返ると、彼が背負っていたリュックのファスナーが全開、見事に財布だけ消えていたのであった。急いでホームに下りてみるも、他のみんなは既に地下鉄に乗ってしまった様子。改札をふたりで出て券売機や改札付近を探してみるも当然のごとく見つからず。盗難です。お見事。仕方ないのでホテルに戻り全てのカードを止めてもらい、電話で駆けつけてくれた現地スタッフと制作さんとで警察署に盗難届を出しに。そして銀行に行き両替をし・・・となんやかんやしていると昼12時を回っていた。このお方、リオのビーチでも盗難にあったらしく、お気の毒としか言えないのですが、ここは気を取り直して「飲茶に行く」。しかも、わざわざ海を渡って予定通り陸羽茶室に行くと言う。はい、お供させて頂きます。陸羽茶室。あれは20数年前、初めてきた時にガイドブック片手にやってきた店。広東語も英語もわからず、食べたいものも食べられず玉砕した苦い想い出のある高級飲茶店。いまこそ雪辱の時が来ました。昔は常連しか入れなかったという2階席に案内され(現地の子が一緒だったからか、1階が一杯だったからか、観光地化して敷居が低くなったのかは不明)、メニューはおまかせ。なんか、食べたことのないものがいっぱい出てきました。2色のあんかけ炒飯とか。


"true"香港版チラシ

さて、時刻はもうすぐ13時30分。14時にホテルのロビーで溝口さんと待ち合わせているので、飲茶を終えひとりお先に失礼し一旦ホテルに戻る。川口隆夫、寝て起きてシャワーを浴びた模様。まもなく溝口さんからさんから「ロビーに着いた」と電話がきたのでふたりで下に下り、近所のメシ屋で遅い昼食。ぼくは食べたばかりなのでお茶だけいただく。お仕事で香港にいらしている溝口さんは意外や香港初めてなんだそう。劇場入りする川口隆夫と別れ、ここからはぼくが案内役をと溝口さんリクエストの裕華國貨などをひやかし(なんか来る度に寂れています)、ビールが飲みたいというリクエストに応えるべく再び海を渡って蘭桂坊へ。適当なバーで昼間から飲んだくれる。似たような不良外人多し。ワールドカップ、盛り上がっています。そのあとはハリウッドロードのアンティークショップを除いたり、ヒルサイド・エスカレーターにのったりしてぶらぶらと散歩。夜20時からは溝口さんともども香港文化中心にて「true」鑑賞。場内はフルハウス。お客さんの反応もよく、パフォーマンスもよかったと思う。終演後はディレクター、パフォーマーによるポストパフォーマンス。活発な質疑応答が行われていた。その後はスタッフみんなでご飯を食べに。24時を過ぎたのでお開きにし、ホテルに戻るとジョナサンとヘンリーが待ちかまえていた。そして連日の甘味屋。男三人であーでもないこーでもないとアイスを選ぶ異様な状況も慣れたもの。きょうも最後はホテルに戻って寝酒にビールを。なんか不幸なトラブルもあったけど、久々に観光っぽい1日だった。


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