2008.1106 quinta

サンパウロからブラジリアに向かう飛行機は8:05発、ホテルから空港まではタクシーで40分として一時間前に空港に着くためには6時過ぎには出ないといけないか。シャワーを浴びてから荷物を持ってロビーに降り、お茶くらい飲みたいねえ、とカウンターデスクで聞いてみると「申し訳ありません、朝食サービスは6時半からでございます」ということでイマイズミコーイチは「じゃあこれでいい」とロビーに置いてあった有料コーヒーサーバー(1ヘアル)でコーヒーを一杯、自分は飲めないので無し、チェックアウトをして昨日手配して貰っていたタクシーに乗り込む。

ホテル近くでは上り坂下り坂をぐんぐん飛ばすので気持ち悪くなってきたが窓を目一杯開けてごまかすと、やがて平坦な道に出たのでやっと落ち着く。といきなり異臭がしてきてどうやら併走している川からガスが出ているようでした。天気はスモッグっぽいうすぐもり。タクシーのメーターはほぼ言われた額で上がっているがもうすぐかな、という辺りでちょっと超えた。運転手さんはグアルーリョス空港国内便乗り場のギリギリまでつけてくれて、時間も楽勝間に合った。ありがとう、と降りてすぐ、これから乗るTAM航空のカウンターに近寄ると「ポルトガル語は判りますか?」と係員さんが聞くので「いや、英語で」と答えるとみんなが並んでいるのとは別の列に行くように指示され、荷物を預けて(スーツケースの、これは元々あったへこみです、という念書を書かされた)チケットを…これ感熱紙だ、レシートみたい。


サンパウロ爆走中

省エネチケットをもらって、あんまり時間も無いので外で一服したのちレシートを見せて入場、セキュリティーチェック、何事も無し。階段を下りた搭乗口に行くと小さな売店しかないのでイマイズミコーイチがそこでコーヒーとマフィンのようなものを買って、しかも待合所は満席で地べたに座っていると僕らの便の呼び出しが始まった。バスで飛行機まで行くらしい。菓子パン持ったまま乗り込んで移動、初めてのTAM航空である。乗り込んでみるとずいぶん冷房が効いていて寒い。自分は(スーツケースに入らなかったので)長袖を着ていたが、イマイズミコーイチは半袖一枚、寒いようと言っているので添乗員さんに「毛布ありますか?」と聞くと非常に魅惑的な笑顔とともに「英語はわかりません」といったよな反応をされ、2人目は通じたものの結局「毛布は無いんです」つうことで1時間40分、辛抱あるのみ。さて朝だからごはんごはん、とじたばたするが来たのはクラッカーにクリームチーズとジャム、という超軽食、しかもそこら中に粉がこぼれるったら無いのでそこがちょっとでした。

3人がけの僕らの席は通路側が僕とイマイズミコーイチ、窓側がよそのおっさん、でも他を見回すと1人で3席という人も結構いていいなあ、と思っていたら食事の時に自分のテーブルが故障してて平らにならないことが判ったので隣に移り、次いでイマイズミコーイチが「となりのおっさんがどうしても冷房いれちゃう」と避難してきて自分と交代、ばらばらに座ってブラジリアへ向かう。飛行機で1時間40分というと日本だとどのくらいだろう、九州-東京くらいか?そろそろ着地。サンパウロ到着時に拍手が起こったのをネイに話したら「ブラジル人は拍手するねえ」と言ったので今回も拍手するに違いない、と思っていたらぜんぜん何も反応がなくて、予期しているとじゃっかんがっかり。

さて今回は国内移動なので手続きも簡単だし、と思っていたらターンテーブルからなかなか荷物が出てこない。誰の荷物も出てこないのでどうやらコンテナごと遅れているらしい。待つことしばし、やっと出てきた自分のスーツケース(金属製)は非常に冷たくなって汗をかいていました。「空港には、お名前を書いた紙を持って係のものが迎えに行きます」と担当者は事前に書いて寄越していたのだが誰が来るのか判らない。まあ誰でも、と思いながら出口に向かうと…、あった。じゃないいた。浅黒い顔のおじさんが僕らの名前を持っているのでどうもこんにちは、と言ってみたがどうやら全く英語が通じないようで、でも映画祭のTシャツ着てるし(背中に「制作」と書いてある)どうもこんにちは。


ブラジリアいっぱつめ。空港の通路

おじさんはすぐに行きましょう、という素振りで歩き出すのだがちょっと待って煙草喫っていい?ということでおっさんも「ああ」と言う感じで自分も火を付け、言葉が通じないので何とも言い様がないのだがへらへら笑ってみた。ではさて行きましょう、と歩き出すのであああもう一つ待って、ATMでお金おろしたい、と言うのだが無論通じず、でも僕らが何かを伝えたそうなのは理解したらしいおっさんはいきなりその辺を歩いていたビジネスマン風の東洋人を捕まえて通訳を依頼した。もしこの人がキルギス人だったらどうするつもりだったのか知らないが、幸いな事にこの方は日本人で、全く事情が判らない、という顔をしつつ「お金をおろしたいのでもう少し待って下さい、とこの日本人は言っている」とポルトガル語で伝えてくれた。おっさんのTシャツを見て「ああこの映画祭関係ですか、ゲストの方ですか?」とようやく状況を呑み込んだらしい男性は「ではお気をつけて」と去っていった。どうもすみません。

駐車場に行き荷物をワゴン車に積み込んで、おっさんは僕らにそれぞれ黒いバッグを手渡した。バッグには映画祭のロゴが入っている。中にはパンフレット、パス、招待状などが入っていて「ゲストセット」らしい。あ、お食事券が入ってる。パンフレットをよく見ると、会場はこのワゴン車にも書いてある"Academia de Tênis de José Farani"という所らしい。テニス?コートで上映するのか?と路上で上映されたバリでの記憶がよみがえるがまさかね。取りあえずこのおじさんは映画祭の、というより会場の従業員らしいということがおぼろげながら判ってきた。多分送迎担当。

車はどこへ向かっているのか、取りあえず市街地ではないのは確かなのだがどんどん景色が殺風景になっていく。草とまばらな木と、あと土がまっ赤っかでサバンナみたいです。やがて車は動物園の入り口みたいなところに到着してよっこらしょ、という感じでゲートをくぐり、とあれは映画祭のロゴかなあ、のアドバルーンが上がっている入口付近に車は止まり、更にゴーカ−トみたいなものに乗り換えてなんだかやたら広い敷地内を進み、映画祭事務所にたどりついた。プールがあるけどちっちゃいね、しかも誰も入ってないし、と僕らは別に泳ぎに来たのではないんではあるがちょっと気がかり。


こんなものが上がっていました

その一室には(感じとしてはビーチリゾートのレセプションみたい)窓際にPCがずらりと並んでおり、向かって左側にはソファーとテーブル、正面には流しがあって、もしかしたら本来はプールの付属施設なのかも知れないが現在は映画祭事務所、女の子が出迎えてくれた。「ごめんなさい、英語があまり上手くないので」と簡単に挨拶をして「まずはチェックインをしましょう」と再度ゴーカートに乗って移動。未だに全貌がわからないこの施設ではあるが、僕らはこれからここに泊まるのは間違いないとして(しかしここはブラジリアのどこだ)、食事もここで、となると上映はどこでだ?カタログにはここが会場として書いてあったけど既に映画祭が始まっていると言うのにすごく人がいないし…と聞きたいことはいろいろあるが、まともに会話が成り立つ人がいないので謎のままである。

レセプションはまあ普通のとこで、カードキーをもらっている間にイマイズミコーイチがビジネスセンターらしいところにコンピュータ発見、自分は旅行中のインターネットというのがどんどん億劫になっているが、「メールやりたい」というので聞いてみると「有料です。利用希望者はお部屋から電話してもらえれば部屋ごとにパスワードを発行します」だそうで何よりまずは部屋に行きます。でまたゴーカートに乗ったわけですが歩いた方が絶対早い短距離を走っただけで車は止まって「着きました」。

奥まで続く道沿いには二階建ての家が並んで建っており、そのうちの一つが「部屋」であるらしい。階段を上ってドアを開けると中は明るい。入り口から見て左右に全面ガラスの窓があり、その先はどちらもベランダで、椅子が2つ置いてあってカーテンが風に吹かれてバサバサいっている。左半分がベッドルーム、右半分がリビング、手前側にバスとシャワー(別々)が付いている。左右の部屋は腰くらいまでの棚で仕切られている。ドアマン君が帰った後で靴下脱いで一服して、はえ〜来たねえいつもに増して実感無いけど、と笑うあう。解説文というか招待状によると、バウチャー(食券)を使って昼・夕飯を食べさせてもらうらしい。レストランはさっきの事務所前のどうやらイタリアン、事務所でうろうろしてみるとさっきと違う女の子が来て「ようこそ」と迎えてくれる。「ランチはまだ?」と言って中に案内してくれ、一番奥の席に付いて「映画祭関係者特別献立(アルコールは別会計です)」という昼メニューはパスタが中心であとはサラダなどが最初に出てくる。イタリア経由だけあって、と訳の判らない納得の仕方をするものの、この食券が使えるのはこのレストランだけなのでサンパウロで食べたごっついお惣菜が毎日もりもり、という期待は外れ、残念。


荷ほどき

2人ともパスタを頼んだのだが自分はゴルゴンゾーラのニョッキ、おいしいけどソースがずいぶん多いのでパンが欲しいねえ、とそこへウェイターさんが来たので英語で「パン、ください」と言うのだが通じず、たまたま通りかかった映画祭スタッフも"bread"じゃ判らずもめているとイマイズミコーイチが「パンだよ〜」と言ったとたん「あ、Pãoか」つうわけで「パン」はポルトガル語でした。無事パンも来てごはん終了。上映は17:30からなのでもう少し時間があるがまずは基本的な確認をしないと。事務所に行って「結局どこで映画祭やってるの?」間抜けな事を聞くとやはりこの敷地内の10ある映画館だという。もらったカタログには一切タイムテーブルが無いのでタブロイドサイズのプログラムをもらう。部屋に戻ってフロントに掛け、パスワードを出してもらってからビジネスセンターへ行ってインターネット使用。2台あるうち左の1台のみ日本語可能でした。

さて僕らにあてがわれた素敵なお部屋にはどこを探しても金庫が無かったのでフロントで聞くと、(「セーフティー・ボックス」と伝えるのにも一苦労)英語がしゃべれる受付女性は何やら調べ「あなた方のお部屋には無いんです、貴重品はフロントで預かりますのでこちらへ」と奥へ通された。奥の部屋には男性が座っており、「彼が管理をしますが、土日はいないので取り出せません。それでもいいでしょうか」と言うのだがそれだとちょっと困るです、ということで「ではお部屋を変えましょうか」と彼女は言い出し何だか大仰な事になった、と内心頭を抱えつつイマイズミコーイチ(ウェブメールのページ表示が遅い…とつぶやいている)にインターネットを切り上げてもらってまたもやゴーカートに乗って移動。つったってレストランより近いですけど。見せてもらった部屋には確かに金庫はあるものの明らかに今の部屋の方が明るくていい部屋だ。「部屋替えしなくていいです、スーツケースに入れて鍵をかけます」と言って戻ると「ではこうしましょう、フロントにはもう一つ金庫があります。ここに封印したあなた方の貴重品を入れましょう。私は従業員がみんな見る事になっている連絡帳にその事を書いておきますから、私がいなくてもいつでも取り出せるようにしておきます。」どうにもイレギュラーなことをさせているようなのだがそれが一番お互い楽そうなのでありがたくお願いする事にした。


→湖水ですか、そうですか…

一応用事は済んだので敷地内を散歩する事にした。ここには構内地図及びパンフレットというものが無く、あっち→といった標識は随所にあるがとにかく全貌がわからない。レセプションを過ぎ、まず道が二股に分かれて左に行くと僕らの部屋もある宿泊棟、右に行くと中華料理屋がありその隣が映画館で一階がどうやらチケット販売所でここが会場か、と階段を上ってみるが見事に閉店状態、ホントに映画祭やってるのか。ここから更に大きいプールが見えたのでおお、後でここで泳ごうと話してから道路に戻ると道に挟まれたエリアにはまた大きなホールがあって、ここにも映画祭の名前が書いてあるがやはり閉まっている。道沿いに行くとさっきの事務所にレストランにプール小がある辺りに出て、その先は行き止まりのようなので中華料理屋近くまで引き返し、実は道は三叉路ではずれの方に向かう方角には「レトランテジャポネーズ湖水→」とあり、なんだこれ、と歩いていくと湖に出てしまった。確かに湖水だけどさ、湖岸線ギリギリにはまた別の「ボートリゾート」とかいうものがありそこの敷地内の芝生をずかずか踏んで湖へ行く。さてここはどこでしょう。空港まではたしかにブラジリアだったと思うけど、現在地についてはいささか心もとない。

しばし湖畔で放心状態だったが腰を上げて部屋に戻り、心許ないまま寝る。途中電話が鳴りなぜか日本語で「あなた方に会わせたい人がいる」「昨夜のプレミアであなた方の映画はたいへん好評でしたよ」「今夜の上映後にXXさんをご紹介しますから会いましょう」というどこの誰からとも知れない電話を受けた、ような気がする。サンパウロとともにここでの時差はー12時間、なのだがサマータイム中なのでー13時間、もう時差ぼけもよく判らないまま起きる。実によく寝た、ような気がする。

起きてみると上映開始まであと1時間も無く、どうもこの構内で滞在から上映までのすべてを済ませてしまうせいかスタッフはよくいえば放任主義、言い方を変えると放っぽらかしなので僕らが寝過ごすとゲスト挨拶とかは簡単に吹っ飛びそうである。映画館前まで行くと先程とは打って変わって会場には明かりが付き、結構な人出。"SALA 4"というシアターが『初戀』の会場だ。手前の劇場には長蛇の列ができているが僕らのところはそこそこ、100席くらいの劇場に半分くらい入ってるかな、という感じ。ロビーでスタッフに通訳さんを紹介される、日本大使館にお勤めのAさんという女性、名刺にあったお名前からすると日系ブラジル人でしょうか。即席でポルトガル語挨拶を作文してもらってそれぞれ練習、スタッフの呼び込みで会場に入ってマイクなしでご挨拶。まずはイマイズミコーイチが片仮名で書いてもらったメモを見ずに「ボア・ノイチ(こんばんは)」というとお客さんおお、という感じで「ボア・ノイチ!」と返してくれる。あとは「エ_ソウ_イマイズミコウイチ、ソウ_オ_ヂレトール_ド_フィゥメ_ヂベルタンシ(イマイズミコーイチです。この映画の監督です。楽しんでください)」とご挨拶。続けてメモをアルファベット表記にしてもらった自分も一応それを見ずに"Eu sou Iwasa Hiroki. Eu compus a trilha sonora do filme.(イワサヒロキです。この映画で音楽を作りました)"と言ったはいいが締めの言葉を習ってなかったので"Obrigado(ありがとう)"と言って手を合わせ誤摩化す。


向かって右手が券売所、左の階段を上がるとシアター

上映が始まる。があれ、ロゴが横につぶれている。縦横比が違うよ、と思ってイマイズミコーイチに耳打ちするがどうしようもない。昨日もこれでやったと思われるがやっぱ立ち会わないとダメですなあ。自分たちは最前列に座っているせいかあまり気にならないが、あと2回あるから直してもらわないと。音質は問題ないと思う。お客さんも場面によってはざわざわしたり笑ったりしていて、こういうときあまりに反応がないと居心地が悪くなるが、こちらもリラックスして最後まで立ち会うことが出来た。

上映が終わってエンドロール(は、やっぱり電気が付きます)中に司会くんと通訳Aさんと共にQ&Aが始まる。もともとそんなに入っていなかったので残っていたのは学生グループみたいな4〜5人と、あとまばらに数人、という感じではあったがなかなか和やかに進み、「日本でのゲイの状況というものがこれまでまったく想像も出来なかったけれど、映画という形で伝えてくれてありがとう」という質問というか感想を言ってくれた人もいた。そのうち「画面がつぶれていましたが何でですか?」という痛い質問が出たので「いいところに気が付きましたね〜、でも僕らのせいじゃないんですよ〜」と逃げを打って出来るだけ早くスタッフに言おう、と決心した。

通訳のAさんは映画を観てくれていたのだがQ&A終了後、「いい映画でした。私は一番の親友がゲイなので、彼に観せたかったですよ」と言ってくれた。彼女は「明日は来られるか判らないのですけれど、スケジュールが合えばまたお会いしましょう」と帰っていった。その辺にいたスタッフを捕まえて明日は事前に映写チェックをすることを約束させ、さてこのシアターでの次の回上映のドキュメンタリー「derek」(ベルリンで観逃した)のために僕らは戻り(ネームタグを見せれば観放題である)、シートに座った。お客さんは僕らの回より更に少ない。あやうく途中寝そうになるがデレク・ジャーマンが「なつかしい」のは事実そうだけれど、時間が経ったのはともかくとして作品自体は全然懐かしくない、と再認識した。自分が歳をとっただけ。


夜はちゃんと人が来た

終わったのは11時前、会場でたらたらしていたら夕食提供の時間を過ぎてしまい、でも夜はピザが出るってさ、と途中プールサイドの近くのホールではライブをやっていてどこかで聞き覚えのある声なんだけどな…と思いつつ行ってみたがやはり閉店する模様、残念。レストラン前では一人の女性が日本語で話しかけてきて「ようこそ、あなた方に会わせたい人がいたので待っていたんですが今日は帰ってしまいました」と言うのであれ、昼間の電話は夢ではなかったか。彼女は「今日は喋りすぎて喉が痛いのでねえ」と何度か席をしたのち「ではまた」と去っていかれましてたいへん失礼ですがあなたはどなたでしょう。

スタッフの子が「飲みに行きませんか」と誘ってくれるのだがまずはブラジリアの友人アルに電話しないといけないので、合流できたらする、どこで?と聞くと外でだと言うのでじゃあ今日は止めておこうかな、と部屋まで送ってくれるという今日の司会の男の子とさっきのコンサート会場に差し掛かると彼が「マリーザ・モンチが来てる」というのでどええ、どうりで聞き覚えがある、というか昨日ネイと「やっぱマリーザ・モンチはいいね」なんて話をしていたのにこの体たらく、出直してまいります。気を取り直してこのイベントは何だろうと思ったら映画祭とは全然別で、教育関係のフォーラムかなんかでした。勝手に降りて行ってちょっとだけライブを聴けましたが聴いている人があんまりいなくて気の毒でした。

部屋に戻ってネイに電話してみるが留守電、無事に着いたよありがとう、と吹き込んでから今度は市内の友人アルに電話するがなんかアナウンスが流れてしまってかからない。実はサンパウロにかけるには電話会社の番号を先に付ける必要があるのだが、ブラジリアにかける時には不要、と言う事が判るまでに夜のレセプションに行き(英語が解る人0)、さっきのパーティー会場(マリ−ザをもっと聴きたい、と思ったら別の人のライブになってました)でその辺の人を捕まえて「でんわのかけかた」を聞いてみましたが気持ちいいくらい空振り(英語が解る人0、あんたたちは教育関係者じゃないのか)だったりしてイマイズミコーイチとぷうぷう言いつつたいへん苦労をしたのでしたが結局夜もかなり遅くなって電話が掛かり、「ダイジョブよ、まだ寝てないよ」という懐かしい声が受話器からして、「明日会おう」と約束をして終話、やっと今日の仕事が終わりました、とシャワーを浴びておやすみなさい。


2008.1103 ミラノへ
2008.1104 サンパウロへ
2008.1105 サンパウロで
2008.1106 ブラジリアへ、上映一回目
2008.1107 ブラジリアで、上映二回目
2008.1108 ブラジリアで、上映三回目
2008.1109 ブラジリアで、クロージング
2008.1110 ローマへ、帰日