2014.1215 Lunes

雨が降っている。来る時も帰る時も雨か、まあいいけどさ台風じゃなきゃ、とロビーに降りるとジョンがいたので一緒に朝飯を食い、部屋に戻ってパッキングをする。今回はあんまり広げなかったせいか割とラク、な筈なのですが問題は副市長昼食会で頂いた莫迦でかくてヘヴィーな「ケソン市75周年記念本」である。イマイズミコーイチはスーツケースじゃなくてでかいスポーツバッグで全荷物を持ち込みにしているので「こんなの持って帰れない」と言う。ジョンは「現地の友人にあげた」ミゾグチさん「一通り目を通したので、ホテルに置いていく」そうなのでイマイズミコーイチは「…空港で捨てる」と言っている。であれば私は唯一この本を日本で所有している日本人になりましょう、スーツケースには何とか入るし、とその他の副市長土産は重くは無くてもやたら嵩張るのでムリムリに入れてパンパン。でも空港に行くまでの辛抱ですから(空港から自宅に向かうときの事は忘れている)。


ジョンとあさごはん

渋滞を考えて3時間前に出ましょう、とジェルが言う、今日帰る人は結構多くてティティパン+主演くん、マレーシアのセオと一緒にバンに乗り込む。自分とイマイズミコーイチはすぐに寝てしまいましたが時々眼を覚ますと所々結構な洪水になっております。起きていたらしいミゾグチさんによると「ドライバーが優秀で裏道をずんずん行くので面白かったですよ」とのこと。空港ターミナルが違うミゾグチさん、セオが降りてではバイバイまたね、と手を振って自分らは別のターミナルへ…行くのですが何故逆方向に向かっているように見えるのでしょうか。「直截行けないんです、帰る訳じゃないんで」とジェルは言うが結局1時間くらいかかって空港に戻り、やれやれ最後が一番疲れた。ジェルにいろいろ(ホントにいろいろだよ)ありがとう、とお礼をして空港でチェックインする。先に行っていたティティパン達はフィリピン航空のカウンターで何やら揉めているがやがて例のケソン市本を取り出して何故か手に持っている。重量制限に引っかかったかな、と遠巻きに眺めていると次に見た時には持ってなかったのでどっかに置いてきたのであろう。イマイズミコーイチは「うむ」と言ったかと思うとやおらゴミ箱に豪華本を突っ込んで、さてセキュリティーチェック。


まあ日本の姉妹都市(千葉市らしい)には送ったかもしれないので日本にこの一冊しか無い訳ではないかも

フライトまでまだ時間があるので喫煙所があるかなあ、と確認すると、横に長い搭乗待ちエリアの、自分らの乗り場から見て一番反対側にある事が判る。ったくよ、と文句を言いながら向かうとそこは喫茶店で喫いたかったら何か買え、と言う事なので(こんなとこまでジャカルタと同じ)じゃあ紅茶を、と店員くんに言うと「イングリッシュ・ブレックファーストになるがいいか?」と訊くのでいいよ、と答えてお金を払うと彼は何やらごそごそしていましたが「…これしかない。これでいいか?」と差し出したのがトワイニングのカモミールティー。もう何でもいいですコーヒーじゃなければ、とハーブティーを受け取って空気の悪い喫茶店で喫煙。で、表に出るとジョンがいた。彼もティティパン達と同じ便だけど最後もミーティングがあるので別行動だったのでした。ジャカルタの空港には猫がいましたがここには雀がいるねえ、とぼんやり眺めて最後の時間を過ごす。「じゃあ行くね、何か軽く食べる物を探す」とジョンは去って行き今度会えるのはいつだろうなあ、と後ろ姿を見送っていた。


すずめくん

まだ時間があるのでイマイズミコーイチは「両親に土産を買おうかな」とその辺の土産物屋に入るが流石に空港なので高く、あんまり現地通貨が残っていないので今持っている分で買えるのって言うと…とドライマンゴーを購入してそろそろ搭乗。5時間くらい飛んで成田に着くと寒いのなんの。京葉銀行で硬貨以外のフィリピンペソを全部両替して原作本の売上を確定してから帰宅いたしました。

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2014.1215 8日目:帰国