2014.0519 MON

朝食のために普通に起きはしましたがパッキングもあるし暑いしね、という事でチェックアウト前にもう一か所観光、は止めて部屋で過ごすことにする。プノンペンには実質5日弱の滞在ですが観光らしい事って昨日だけだったね。ギリギリの時間ではあるが朝ごはんはホテルのレストランではなくて例のパイナップル炒飯の店にしてみましょう。イマイズミコーイチはまた別の炒飯食ってる。大急ぎで部屋に戻っていやいやながらのパッキングを仕上げてから5分前にフロントでチェックアウトをお願いするとすかさず「(ミニバーの)ハイネケン、飲みましたね?」と言われてしまったので(情報早え)残念ながら現金で払い、12時半に呼んでいたタクシーはもう来ていたので空港へ。国内線と国際線が凄く離れているわけでもないので適当なところで降ろしてもらったらチェックインカウンターはすぐそこで、かなり早めだけどもうカンボジア・アンコール航空は開いていたので荷物を預ける。さてやる事が無くなった、と外で煙草を喫っているとオレンジ色の法衣を着たお坊さんが4人ほど居て、なぜか中国人観光客みたいなおっさんが嬉々として一緒に写真を撮っているがまだ少年、みたいなお坊さんも実に姿勢がいいなあ。


ヨシノヤ・イン・プノン・ペン

本当にやる事もなし喫茶もなし、外にずっといると暑いので中に入る事にする。途中の階段から見下ろすまで気が付いていませんでしたがプノンペン国際空港には吉野家が店を構えておりました。どんなメニューを提供しているのか気にはなるのですがわざわざもっかい降りるのもたるいので写真だけ撮って通り過ぎる(後で知った話ですが具は日本の味に近いけどご飯がインディカ米で結果的にすごく違う味、かつ日本より高いとのこと)。セキュリティチェックを受けて搭乗口に向かうとゲートは4つのコンパクトな国内乗り場、は土産物屋とカフェがあるだけで喫煙所もない。あと一時間くらいあるのでゆっくりしましょう、とお茶とチョコレートケーキ(失敗。なんか乾いてる)を注文してここでようやく明日からのアンコール遺跡巡りどうしよ、という話になる。

遅れるだの午後はそもそも飛ばない事がしばしばだのそんな話も聞いていたアンコール航空ですがそんなことはなくほぼ定時に搭乗開始、機場のちょっと向こうに見えるのはカッコいいプロペラ機です。わー、とか言ってイマイズミコーイチとプロペラくんを写真に収めて乗り込むとガラガラです(平日だし)。飛行機はこれまた問題なく離陸して、すぐに大小の川や湖が窓の外に見えてきた。飛行時間は45分くらいだったと思う。席に座るなり速攻で寝ていたイマイズミコーイチを揺り起こすと「んあ、もう着いたの」と寝足りないような顔をしている。スーツケースもすぐ出てきたので頼んでおいたホテルの迎えを探し、車に乗り込む。


席がちょうどプロペラ近くでした。

ホテルは市街地ではなく国道6号線と言う道路沿いにあり、近くには新しい大きめのホテルが増えている辺りらしい。全く勝手が判らないので市街地のゲストハウスとかは避けていかにも団体ツアー向け、のような大規模ホテルにしてみました。30分もしないで車は付いたホテルは予想外にでかいのでイマイズミコーイチが「なんかすごい」と口を開けている。扉を開けるとなんか改装工事中らしくてニスのにおいがするけど、まあいいや(あとのっけから中国人の団体客が大騒ぎしているけど)、とチェックインを済ませて「3日後のチェックアウトは18時のプラン、ですよね?」と念押ししてカードキーをもらい、部屋がある3階に上がる。エレベーターから近くてよろしい。ちなみにエレベーター内には「申し訳ございませんがプールは改装工事中です」という残念なお知らせ、水着持ってきたのに。

部屋に案内してもらい、もう涼しいのでいきなり寝る(イマイズミコーイチが)。自分はウェルカムフルーツのバナナをかじりつつお茶を入れ、シャワーを浴びてからフロントへ向かう。受付のお姉さんに「あの、明日から3日間トゥクトゥクを借りて遺跡を回りたいのですけど、手配してもらえますか、ガイドはなしで」と聞くと「オーケー、ドライバーを探して部屋に電話します」とのことであっさり話は付き、部屋に戻ってしばらくすると電話が鳴った。「ドライバーは1日20$、3日で50$、英語を話せるほうがいいと思うのでちょっと高めですが、どうでしょう」と言うのでではそれでお願いします明日の10時にロビーで待ち合わせで、とお願いして終了、どんな人が来るのやら(プノンペンのおっさんみたいのじゃないといいなあ)。

部屋に戻ってイマイズミコーイチを起こして首尾を伝え、引き続き歓迎リンゴをかじりながら明日行く遺跡を決める。やっぱアンコール・ワットとバイヨン(アンコール・トムの中心)かな取りあえず。とここまで決めてホテル外の商店に行く事にする。さっきフロントに行ったついでにちょっと出てみたのだがまあ歩けるかな、と思ったのでガイドブックに載っていた一番近い店に水とビールと何か…が買えればいいんだけど。ホテルを出ると夕暮れで、でもまだかなり空気が熱い。トゥクトゥクが声をかけてくるが無視して、でも結構歩くのと一番安全そうな所には定間隔で木が植わっているのでこれは歩くな、という事なのかも。かなり歩いてやっと見つけた店はガイドブックのじゃないみたいだったけど必要なものはあったので買って、帰りにATMがあったので少しキャッシングして部屋に戻った。やっぱ「ちょっとコンビニ」というにはハードルが高いエリアだここ。


なんもねっす

ホテルのレストランは6時半からディナータイムなので、昼飯を食べていない自分らは早めにレストランへ行く事にする。先客(日本人の団体客)が大変盛り上がっているが出来るだけ聞かないようにして自分はまたビーフ・ロックラックとビール、イマイズミコーイチは「この青いココナッツに入った謎の魚料理にする。あとシンガポールスリングってどんなんだっけ」と全方位的に正体があやふやな状態で注文するとややあってウェイターさんが「申し訳ありません、器用のココナッツがございませんので普通のお皿でのご提供になりますが宜しいでしょうか」宜しいんじゃないんでしょうか、と予想外にファンシーな感じで来てしまったシンガポールスリングを吸い上げているうちにご飯が来て。

先にパンが来ていたのではありますが2人ともジャスミンライス付き。イマイズミコーイチが頼んだものはアモックと言う名前の料理で、要はココナッツミルクで煮た魚ですがタイカレーのようには辛くない。「なんか、初めて食べる味」と言いつつ気に入ったらしい。自分のロックラックはプノンペンのとも違った感じで(量も肉の切り方も味も)うまいですが何と言うか、自分が知ってる味の中で一番近いのはエバラ焼き肉のタレ。後ろでは団体客が帰ったりまた別のが来たりでせわしないが自分らはたらたらと完食し、非常に満腹であるので部屋に引き揚げてベランダで喫煙する。この部屋はプールサイドに面しているので、もしプール&プールサイドのバーが営業中(22時まで)だったら非常にやかましい事であったでございましょう。既に暗くなったベランダからは他の部屋のベランダがよく見える(というか全て格子状なのでお互い丸見え)のですがほとんどの部屋は明かりも付いておらず、まだ帰ってきていないのかな。目隠し代わりに干していたイマイズミコーイチの洗濯物が良く乾いていました。


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2014.0519 プノンペン→シェムリアップ1日目
2014.0520 シェムリアップ2日目
2014.0521 シェムリアップ3日目
2014.0522 シェムリアップ4日目、帰国